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大富豪の一家に生まれ、富ばかりか、美貌と能力も兼ね備え…という設定が、一条ゆかりさんの漫画っぽいなと思ってしまうのは昭和世代なんでしょうか。表向きには完璧に見えても、内実は複雑な事情を抱えた家族、長年秘めてきた秘密が…!という展開も含めて、一条ゆかりっぽい。世界遺産でもあるベトナムの古都フエが舞台になっており、観光地巡りをしているような楽しさがありました。
姉妹ものとして女性キャラクターはしっかり描き分けがあったものの、何十年も不倫(二股)の影で2人の女が泣いているお話(しかも、男のほうは、何の不自由もなく社会生活を送っている)は、現代にはややそぐわないように感じました。女性が全員で結託して、男に仕返しするぐらいのパワーがほしい。
ベトナムの映画を見たのは、2018年のベトナム映画祭と、その後の『サイゴン・クチュール』以来かな。2000年代以降、急速に変化したベトナムの映画制作事情について、メモも兼ねて貼ってリンクを貼っておきます。2016年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭の記事です。
「ベトナム進化形~ベトナム映画に何が起こっているのか?」現地レポート
本作は残念ながら好みとは言えないけれど、これからもベトナム映画に触れる機会は大切にしたいです。
椿三姉妹|Camellia Sisters|Gái Già Lắm Chiêu V: Những Cuộc Đời Vương Giả
2021年/ベトナム
監督:バオ・ニャン、ナム・チト
予告編はこちら