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3年ぶりの通常開催となった釜山国際映画祭に行ってきました。海外へ渡航するは約2年半ぶりで、釜山の映画祭への参加は3度目になります。
2022年の春の終わりから夏の初め頃だったかな、コロナの感染者数は相変わらず多かった(この「多い」という感覚もずいぶん麻痺してしまいました)けれど、ビザ(査証)を取得して韓国に渡る方をSNS上でチラホラ見かけるように。8月からビザが免除となり、その措置が10月まで延長されたこと、LCCのエアプサンがセールを行っていたことなど条件が重なり、「行ってみよう!」という気持ちになりました。コロナ禍で経験した「先の見えなさ」から、行ける時に行っておきたい、後悔したくないという思いもありました。
とは言いつつも、コロナ禍以降初めての海外渡航の準備は、3年前とはさまざまな面で違っていて大変でした。映画祭の記録の一部として、書き残しておきます。
1)航空券の手配
私の記憶に間違いなければ、エアプサンの関空〜釜山直行便は、コロナ前は毎日、しかも1日3便あったはずです。それが2022年8月末時点では、1日1便、週4日(火、木、金、日)に減便されていました。
映画祭の開催期間(10月5日(水)〜14日(金))と仕事の予定を並べてみると、なんとか行けそうなのが6日(木)〜7日(金)の2日間。しかも翌朝8時35分発の便で帰国するしかない!
加えて航空券代が高い。正確には、行きはセール価格で買えたものの、帰りは割引なしの料金。かと言って他社線も含めて大幅減便されているため、別の選択肢がありません。燃油サーチャージも高くなっており、結果的に3年前は1万円以下で往復できたのが、今回は35,000円近くになりました。この段階で心が少し折れかけました(笑)。
2)ホテルの手配
1泊2日、しかも早朝便で帰国という条件なので、値段ではなく利便性(立地)で選ぼうと思いました。映画祭のメイン会場となるセンタムシティや、金海空港に行きやすい地下鉄2号線上で、最も繁華街と言える西面(ソミョン)駅の近くのホテルを探しました。
映画祭の閉幕翌日(10月15日)にBTSのライブが釜山で予定されていたため、釜山エリアの宿泊施設の価格高騰や一方的な予約キャンセルが報道されていた時期でした。その後、公正取引委員会が調査に乗り出し対応が取られていると聞いていますが、当時は空き部屋を見つけたらすぐ押さえなきゃ、という焦りがありました。素泊まりで約7,000円、2019年の2泊で9,000円に比べたら高いけど、即決で予約しました。
3)映画祭チケットの手配
チケット発売日は、過去の経験から、だいたい開幕1ヶ月くらい前と予想していましたが、飛行機と宿の手配が済んだ8月末時点では上映スケジュールはまだ発表されていませんでした。
結局、一般作品の発売開始日は9月27日になりましたが、それが決まるまでは映画祭の公式サイトを自分でのぞきにいくか、公式ツイッターをチェックするかしかありません。ツイッターは必ずしも韓英併記でつぶやいてくれるわけではなく(中の人が複数いて、バラツキがある?)、情報を見逃してしまわないか心配でした。
と言うのも、なるべくGV(Guest Visit)、つまりゲスト登壇がある作品を選びたいのですが、人気俳優が出演していてGV付き作品は、すぐに売り切れることもあるからです。(ただし、必ずしも俳優が登壇するとは限らないんですけどね。)
一方、9月27日時点では、短期滞在の韓国入国者には空港到着後のPCR検査が義務付けられていました。飛行機は12時半に現地到着の便でしたが、コロナ禍以降の諸々の入国手続きと検査にどれほど時間がかかるのか全く読めず。
最終的に、さすがに間に合うだろうと思った20時スタートの『千夜、一夜』(日本映画)を1本だけ見ることに。予約開始時刻にサイトになかなかつながらず、30分ぐらい経ってようやくつながりましたが(その後、映画祭から謝罪コメントが出され、韓国のお客さんも「またなの?」って感じでキレてた人多し)、席はまだ空いていて無事に予約。現地に行ってから発券に手こずった経験があったので、予約番号とバーコードが表示された画面を紙で印刷しておきました。
日本映画は日本でも見ることができるけど、韓国の観客がどんな反応をするのか、どんな質問をするのかに興味があったので、この作品を選んで良かったなと思っています。
以上、航空券、滞在先、映画チケットの手続きの記録でした。ビザ代わりのK-ETA(電子旅行許可制)申請、Q−CODE登録、ワクチン3回接種証明の準備は次の記事にまとめます。