第24回釜山国際映画祭(11)たった3万円でアジア最大の映画祭体験

10月に参加した釜山国際映画祭の最後のレポート。海外の映画祭に行ってみたいな、と思っている人がいらっしゃったら少しでも参考になれば…と初めて会計報告を載せてみます。


少し前に同じ内容の記事をFacebookに載せたところ、特に映画好きというわけはない普通の(何をもって「普通」と呼ぶかは置いておいて笑)友だちから「これなら私も行けそう!」「行ってみたい!」という反応があって、それがとても嬉しかった。カードの請求金額が出揃ったのであらためて計算してみたら、ほんとに3万円もあれば充分楽しめることがわかりました。
特に韓国は、近さ、手軽さから言って初心者向きかと思います。映画のことに詳しくなくても、ちょっと変わった旅の体験がしてみたいという人にもオススメ。

というわけで、必要経費と、映画の見方を簡単にまとめてみました。
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◎航空券:9,518円(往復)
大阪〜釜山の飛行時間は1時間ちょっとなので、いつも迷うことなくLCC利用です。今回、行きはチェジュ(※1)、帰りはエアプサンでした。


◎宿泊:9,009円(2泊分)
ビジネスホテルの禁煙シングルルーム(朝食付き)。海雲台エリアで確保できなかったので、西面で日系ビジホに泊まりました。


◎映画祭チケット代:1,941円(647円×3本)
開幕式、閉幕式のセレモニーを見る場合はもう少し高くなります。




◎食費:約6,000円
1食分1,000円くらいで計算してます。私の場合、お酒を飲まないので、これぐらい見積っていれば、コーヒー代やコンビニで買うお水も含めてお釣りがくる感じ。(※2)




◎現地交通費:約1,000円
地下鉄で移動。1回の乗車で130〜150円くらい。現地の交通系プリペイドカード購入が便利でオススメですよ〜。




◎その他諸経費
レンタルWi-Fi:823円(3日間分、ネット予約して現地空港で受取&返却)
海外旅行保険:1,450円(ネット加入)




◎合計:29,741円
あとはこれにお土産代、自宅〜関空までの往復交通費がプラスになるぐらいです。
※1(航空券代)実は台風の影響でもともと乗る予定だったチェジュが欠航になりキャンセル(キャンセル料はなし)。急遽ピーチで飛ぶ羽目になり、最終的には往復で14,528円でした。
※2(食費)ふだんはひとり旅ですが、今回は映画仲間のCelloさんご夫妻と現地で合流し、夜ごはんを2回ご一緒しました。かなりご馳走になり、実際にはほとんど食費がかかりせんでした(Celloさん、ほんまにありがとうございました!)
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◎よくある質問
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Q:韓国語できるの?
A:できません〜。
Q:映画は何語で見るの?
A:英語字幕で見ます。字幕を読むスピードが追いつかないので5〜6割程度の理解ですが、上映後にトークセッションがあったり(英語通訳)、ネットで調べたりすることで少し補完され、7割程度の理解になれば御の字かな。それでも充分楽しいです。言葉に不安がある人は、日本映画を選んだり、コメディ・アクション系の作品を選ぶといいと思います。
Q:ひとり旅のときの食事は?
A:泊まったホテルやゲストハウスでおすすめ情報を聞いたり、特に韓国の場合は、韓国大好きな人たち(渡韓歴何十回とか)のブログやSNSの情報がわんさかあるのでそういうのを参考にします。デパ地下のフードコートも使いやすい。いざとなったらロッテリア(韓国限定メニューがあるそう)を頼りにしようと思ってますが、まだ利用したことはありません。

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2019年は、全州、ソウル、釜山と3つの韓国の映画祭しました。そのいずれも、お客さんに楽しんでもらおう!というホスピタリティにあふれ、観客・スタッフ共に若い人の姿が目立ち、特に全州は高速バスと路線バスを乗り継いで行く過程でたくさんの人に助けてもらいました。

映画祭で出会った全ての人、ソウルに一緒に行ってくれた友人、釜山で合流してくれたCelloさんご夫婦に心から感謝します。本当にありがとう!