第24回釜山国際映画祭(3)初めてのオープニング体験

午後便のピーチが飛ぶことが確定し、ひとまず安心。

関空第2ターミナルは人が少なくて(8月にソウル行ったときはごった返してたのに)、うろうろしていると同じ便で渡釜するCelloさんご夫妻に遭遇。第2ターミナルは暇潰すものが何もないので、旅仲間がいるだけでホッとします。

釜山へは定刻通りに到着。すでに雨は上がっていましたが、空港から市内へ向かう金海軽電鉄の車窓から見た川は、ずいぶん増水していました。

地下鉄2号線をいったん西面(ソミョン)駅で降り、ホテルに荷物を置いたあと、Celloさんご夫妻のいる海雲台(ヘウンデ)へ向かいます。3人とも腹ペコリーヌだったので、ひとまずお腹に何か入れようということになりました。

韓国語ができるCelloさんご夫妻が、海雲台市場で豚足のお店を見つけてくださいました。店内ハングルオンリーのこじんまりとしたところで、隣のテーブルで食事をしておられた韓国のご夫妻と仲良しに。旦那さんのほうが英語を話されたので、私も少し会話に加わることができました。映画が好きで釜山だけでなく全州やソウルの映画祭に行ったことがあると話すと、韓国の映画祭の感想を聞かれ、観客に若い人が多くてびっくりしたし素晴らしいことだと思うとお伝えしました(たぶん、伝わったはず笑)。ひとり旅だったら絶対にできなかった経験だなぁ。



お腹を充分満たしたあとは、映画祭開幕式が行われているセンタムシティへ。タクシー車内でもCelloさんご夫妻は運転手さんとお喋りが弾むはずむ。コミュ力ごいごいす〜。

渋滞に巻き込まれつつも会場へたどり着くと、華やかなレッドカーペットと式典は終わっていましたが、オープニング作品『The Horse Thieves.  Roads of Time』(邦題『オルジャスの白い馬』として2020年1月に日本公開予定)の上映がちょうど始まったところ。カザフ語(おそらく)のセリフで奮闘する森山未來くんの姿を見届けることができました。



海外の映画祭に参加するのはこれが4度目(今のところすべて韓国)だけど、開幕日にあわせて来たのは初めて。雰囲気を少しでも味わえたのは嬉しい。

再び海雲台市場まで戻り、チヂミと海鮮鍋で1日の締めくくり。ほんまどんだけ食べるねん。でもチヂミは美味しかった。




24時間前には欠航の知らせで落ち込んでたのが信じられないくらい、楽しい釜山の夜でした。