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全州では2日間で4作品を見る予定にしていましたが、うち2作品が韓国のドキュメンタリー。1日目に見たのが『Goral's Don't Ride Cable Cars』です。
舞台となる雪岳山(Mt. Seorak、ソラクサン)国立公園は、韓国内外の登山家等に人気の観光スポットだそう。ここに新たなケーブルカー(五色(オセク)ケーブルカー)を設置して地域経済活性化につなげたい推進派と、環境保護の観点から異を唱える反対派との衝突の様子をカメラが追います。タイトルにあるGoral(ゴーラル)とは、雪岳山に棲息する野生ヤギのこと。
以前にも『To Live - Save Our Saemankum』という大規模干拓事業をめぐる反対運動のドキュメンタリー映画を撮ったイ監督。Q&Aセッションには映画に登場した反対派メンバーも登壇されました。
立ち位置としては反対派のイ監督ですが、長く撮影に携わるうちに賛成派の人たちとも顔なじみになり、時には親しく言葉を交わすこともあったとか。そのこと自体は問題の本質的解決にはならなくても、人と人とのエピソードとして思わずほっとさせられます。
ちょうど20歳前後に民主化運動を経験した監督(1967年生まれ)の「描きたかったのは、環境問題そのものより、むしろ民主的なプロセスです。意見が対立したときにどう振る舞うか。少数意見をどう扱うかということです」という言葉が心に残りました。
Goral's Don't Ride Cable Cars
2019
Korea
Director: LEE Kang-gil
◎関連記事
東亜日報[オピニオン]朴大統領親戚の雪岳山ケーブルカー(2015年8月15日)
ハンギョレ[社説]でたらめ環境評価の雪岳山ケーブルカー(2016年10月10日)
中央日報|7兆ウォンを投入した韓国最大の干拓事業、27年間工事中…埋め立て6.8%(2017年4月14日)
舞台となる雪岳山(Mt. Seorak、ソラクサン)国立公園は、韓国内外の登山家等に人気の観光スポットだそう。ここに新たなケーブルカー(五色(オセク)ケーブルカー)を設置して地域経済活性化につなげたい推進派と、環境保護の観点から異を唱える反対派との衝突の様子をカメラが追います。タイトルにあるGoral(ゴーラル)とは、雪岳山に棲息する野生ヤギのこと。
雪岳山国立公園にはすでに権金城(クォングムソン)ケーブルカーが設置されており、これを運営する会社の代表が、朴槿恵前大統領の親族ということで、前大統領のスキャンダルの騒動や、ろうそくデモの様子も映し出されます。
立ち位置としては反対派のイ監督ですが、長く撮影に携わるうちに賛成派の人たちとも顔なじみになり、時には親しく言葉を交わすこともあったとか。そのこと自体は問題の本質的解決にはならなくても、人と人とのエピソードとして思わずほっとさせられます。
ちょうど20歳前後に民主化運動を経験した監督(1967年生まれ)の「描きたかったのは、環境問題そのものより、むしろ民主的なプロセスです。意見が対立したときにどう振る舞うか。少数意見をどう扱うかということです」という言葉が心に残りました。
Goral's Don't Ride Cable Cars
2019
Korea
Director: LEE Kang-gil
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